開花情報終了のお知らせ

例年、第一展望台脇の霞桜が真っ赤な花びらを落とすと、高峯の桜も終わりを告げます。
今年の里の桜は、開花こそ遅かったものの、その遅れを取り戻すかのように、開花後は一気に満開へと咲き急いでいた印象でした。
早いものだと開花から3日で散り始めてしまうような忙しなさで、ゆっくりと満開の桜を眺める余裕もないような、妙に慌ただしい里の春でした。

それに比べて、高峯を初めとする山の桜は随分長く我々を楽しませてくれました。
ただ、残念だったのは、第一陣の山桜、第二陣の芽吹きと霞桜、いずれも今日が佳境という日に天候が悪かったこと。
「開花情報を更新するにあたって」にも書きましたが、今年は震災の影響で林道が通行止めになってしまったため、我々の写真で山の桜の最高の瞬間をお伝えしようと思っていました。
しかし、準備不足の為急遽回ってきたこの大役。
技量不足の上、仕事前の1,2時間の作業ではなかなか思うようにいかず、ご期待いただいていた皆様に、その魅力のすべてをお伝えできなかったことを申し訳なく思っています。

さて、そんな「2011桜川の桜開花情報」でしたが、いよいよ本日をもって終了させていただきたいと思います。
震災後の準備不足もあり、当初は毎日更新出来るのか自分でも不安でしたが、サイトを訪れてくれる多数の方々と、温かい励ましの言葉に助けられ、なんとか無事役目を果たす事ができました。
あらためまして、この場をお借りし御礼申し上げます。

また来年度も、いや、来年は震災後からの復興の意味も込めて、十分な準備の上皆様をお迎えしたいと思っています。
この開花情報も、もっと見やすく、わかりやすいサイトづくりを目指して、準備を進めていくつもりです。
どうぞ、皆様方には、今後も末永く「桜川の桜」を愛していただけますようお願い申し上げ、「2011開花情報」を終えるにあたってのお礼のご挨拶とさせていただきます。
最後に、今年の桜川の桜のベストショットをいくつか掲載させていただきます。
また来年もお会いしましょう。
ありがとうございました。

磯部桜川公園baner


公園を彩る山桜をアップで


山桜は1本1本鼻や芽の色形、開花時期が違います


みんな「世界に一つだけの花」です


磯部宮司とサクラサク里プロジェクトによる早朝の調査・観察の様子

櫻川磯部稲村神社banner


謡曲「桜川」に詠われる糸桜


糸桜


神社では天然記念物指定の山桜の殆どを見ることが出来ます(写真は「大和桜」)

磯部桜バナー
咲き始め白く、散り際真っ赤に染まる「磯部桜」の今年の様子を定点写真でお届けします。


4月14日


4月15日


4月16日


4月17日


4月18日


4月19日

高峯山banner


開花情報ではお伝えできなかった雨巻山の山桜です


この様々な芽の色が珊瑚礁のような景色を作るのです


今年sspの木済さんが発見した霞桜「高峯桜」と命名するそうです

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